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阿路岐の日常&備忘録です。


by potecoro_ukpa
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先輩

 12日は、夕方から部活の卒業パーティーでした。

 お酒を飲んだりご飯を食べたりしてると、目に入れたら凄く痛いけど可愛い後輩達が代わる代わるやってきては、「阿路岐先輩、卒業おめでとうございます。」って言ってくれます。

 ちょっと、不思議な感じでした。

 祝わってもらえるのは、素直にうれしいけど、なんだか小恥ずかしいです。後輩に祝われるのは特に。あんまり慣れてないせいでしょうか。

 考えてみれば、私は、「いい先輩」だったことがありません。中学校では、非常に傲慢でかなり理不尽なところもある鬼部長で、一部の後輩には随分と恨まれました。高校では、スランプに陥り、とても先輩らしくできなかったし、方針をめぐって後輩と対立したりもしました。

 高校の頃から妙に精神を病んで性格が180度変わり、内向的になった状態で大学へ。大学では、自分が中心となって何かをやることは殆どなく、むしろ、後輩の立てた企画を手伝ってるだけでした。

 後輩に対して何もしてやれなかった自分がこうして祝ってもらえるってのが、なんだか変な感じです。でも、後輩と話すのは物凄く楽しいし、やっぱり祝ってもらえるのは嬉しいものでした。

 その一方で、このパーティーでは、人生に対して前向きになった自分を感じ取れることもできました。

 ほんの2年近く前までは、「先輩」だなんて呼ばれるのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。それこそ「先輩」だなんて呼ばれたら逃げ出したくなっちゃうくらい。だって、後輩は本当に素晴らしい人たちばかり。輝きと希望に満ちた彼らを見るたび、すごく羨ましかったし、むしろ私が彼らを「先輩」と呼びたいくらいでした。

 でも、パーティーでは「先輩」って呼ばれても、それを素直に受け入れることができました。

 多分、少しずつだけど、自分の人生に前向きになっているんだと思います。

 私にとって、人生はまだ始まったばかりという感じがします。後輩には本当に多くのことを教わりました。素晴らしい後輩に恵まれて自分は本当に幸せ者だと思います。だから、また笑顔で後輩と再会できるよう、常に希望をもって、自分を磨きつつ、楽しく毎日を過ごしていきたい。
 
 そんなことを思った卒業パーティーでした。
by potecoro_ukpa | 2006-03-14 04:34 | 大学のはなし