R1短評
2006年 05月 25日
100キロもR1を運転したのは初めてだったので、私なりの感想を書いておきたいと思います。
まず、乗り込んだ印象から。
乗り込んでまず感じるのは、コクピットの「囲まれ感」。ほとんど、スポーツカーに近いものがあります。かといって、狭いわけではなく、前の席は十分な空間が確保されています。後ろの席は、使えないことはないのですが、かなり辛いのは間違いありません。本来は前2席だけの使用を想定してデザインされている車なので、そこは仕方ないですね。
内装は、姉妹車であるR2とほぼ似通っているのですが、R1の方がフロントドアの統一感や、シートの質感がずっと上だという印象を受けますね。室内は、赤と黒のツートーン。赤黒と聞くと、すごく派手な室内を想像してしまいますが、実際にはカタログの写真よりもはるかに落ち着いたものになっていて、むしろシックといった印象を受けます。ライトを点けると、スイッチ類の文字がアンバー色に光り、とてもきれいです。
面白いのは、助手席を倒すと小さなテーブルができること。地図を広げて時々チェックしたり、ドライブのお供にお菓子を出しておいたり、使い方は自由自在です。ちょっとした肘置きにもなりますよ。これを見ると、この車での王様はあくまでドライバーであることが良く分かりますね。後ろのシートも倒すと、助手席とフラットにつながり、かなりの長尺物も乗せることができます。
では、エンジンに火を入れ、走ってみましょう。
走り始めは、無断変速機の常でちょっと鈍いのですが、ある程度スピードが出てくると、スルスル加速していきます。追い越し加速も、一瞬間をおいてグウ~ンとパワーが伸びていく感じですね。ある程度先を読んだ運転が求められそうですが、パワーは必要十分です。
普通の軽よりも小さいR1は、当然ホイールベースも短いのですが、ステアリングから伝わる感覚は軽らしからぬドシッとしたものです。サスペンションは、かなり硬めで路面の凹凸をどんどん拾ってしまいますが、ボディがしっかりしているために、不快感はありません。普通車の快適さを持ったゴーカート、と言えばいいでしょうか。とても安定しているので、vivioと同じ感覚で走らせていると、いつの間にやら○○キロに達していたりします。
最近の車の中には、やたらスイッチ類が増えてしまい、慣れないと運転中のオーディオ操作に困るものもあるのですが、R1はスイッチ類がシンプルなダイヤル式で構成されているので、しばらく乗ったら殆どブラインドタッチで操作できるようになります。
なお、この車、初心者にはあまりお勧めできません。正直、普通車よりも気を遣います。独特の形状のために車幅感覚が掴み難く、死角もかなりの大きさとなっているのです。少なくとも、私が今まで乗った車の中で、R1より気を遣った車は、マツダRX-8くらいしか記憶にないですね。後方視界の狭さと左後方の死角は致命的なので、できれば補助カメラを取り付けて乗りたいものです。
結論を言うと、R1は所有する喜びに満ちた、車を楽しむための軽自動車です。ただし、それは決して実用性を犠牲にしたというのではなく、むしろ、一人もしくは二人で乗るときには、これ以上に実用的に作られた車は他にないでしょう。何しろ、運転席から車内の殆どの場所に手が届くのです。後席を出したり畳んだりするのも、運転席から手を伸ばしてヒョイッとやればOK。これは本当に便利です。
運転には非常に気を遣うので、初心者にはあまりお勧めしませんが、気に入った人にはこれ以上の車はないのではないかと思います。かくいう私も、心底R1にほれ込んでいる一人。本当に稀有な車です。こんな面白い車が、もっともっと増えるといいのですが…。
まず、乗り込んだ印象から。
乗り込んでまず感じるのは、コクピットの「囲まれ感」。ほとんど、スポーツカーに近いものがあります。かといって、狭いわけではなく、前の席は十分な空間が確保されています。後ろの席は、使えないことはないのですが、かなり辛いのは間違いありません。本来は前2席だけの使用を想定してデザインされている車なので、そこは仕方ないですね。
内装は、姉妹車であるR2とほぼ似通っているのですが、R1の方がフロントドアの統一感や、シートの質感がずっと上だという印象を受けますね。室内は、赤と黒のツートーン。赤黒と聞くと、すごく派手な室内を想像してしまいますが、実際にはカタログの写真よりもはるかに落ち着いたものになっていて、むしろシックといった印象を受けます。ライトを点けると、スイッチ類の文字がアンバー色に光り、とてもきれいです。
面白いのは、助手席を倒すと小さなテーブルができること。地図を広げて時々チェックしたり、ドライブのお供にお菓子を出しておいたり、使い方は自由自在です。ちょっとした肘置きにもなりますよ。これを見ると、この車での王様はあくまでドライバーであることが良く分かりますね。後ろのシートも倒すと、助手席とフラットにつながり、かなりの長尺物も乗せることができます。
では、エンジンに火を入れ、走ってみましょう。
走り始めは、無断変速機の常でちょっと鈍いのですが、ある程度スピードが出てくると、スルスル加速していきます。追い越し加速も、一瞬間をおいてグウ~ンとパワーが伸びていく感じですね。ある程度先を読んだ運転が求められそうですが、パワーは必要十分です。
普通の軽よりも小さいR1は、当然ホイールベースも短いのですが、ステアリングから伝わる感覚は軽らしからぬドシッとしたものです。サスペンションは、かなり硬めで路面の凹凸をどんどん拾ってしまいますが、ボディがしっかりしているために、不快感はありません。普通車の快適さを持ったゴーカート、と言えばいいでしょうか。とても安定しているので、vivioと同じ感覚で走らせていると、いつの間にやら○○キロに達していたりします。
最近の車の中には、やたらスイッチ類が増えてしまい、慣れないと運転中のオーディオ操作に困るものもあるのですが、R1はスイッチ類がシンプルなダイヤル式で構成されているので、しばらく乗ったら殆どブラインドタッチで操作できるようになります。
なお、この車、初心者にはあまりお勧めできません。正直、普通車よりも気を遣います。独特の形状のために車幅感覚が掴み難く、死角もかなりの大きさとなっているのです。少なくとも、私が今まで乗った車の中で、R1より気を遣った車は、マツダRX-8くらいしか記憶にないですね。後方視界の狭さと左後方の死角は致命的なので、できれば補助カメラを取り付けて乗りたいものです。
結論を言うと、R1は所有する喜びに満ちた、車を楽しむための軽自動車です。ただし、それは決して実用性を犠牲にしたというのではなく、むしろ、一人もしくは二人で乗るときには、これ以上に実用的に作られた車は他にないでしょう。何しろ、運転席から車内の殆どの場所に手が届くのです。後席を出したり畳んだりするのも、運転席から手を伸ばしてヒョイッとやればOK。これは本当に便利です。
運転には非常に気を遣うので、初心者にはあまりお勧めしませんが、気に入った人にはこれ以上の車はないのではないかと思います。かくいう私も、心底R1にほれ込んでいる一人。本当に稀有な車です。こんな面白い車が、もっともっと増えるといいのですが…。
by potecoro_ukpa
| 2006-05-25 23:32
| 車のはなし